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現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
1-11|サーバーを動かし続けるために
ルーター先生前回は、サーバが「止められない存在」になった理由を見てきました。
時代柄、まだ中小規模のネットワークの話ですが、それでも会社の機能の一端を担ったサーバーは、もはや止めてはいけません。
現代ならばサーバーが落ちればSNSが使えなくなります。SNSを運営している企業からすれば。最優先で支えなくてはならない存在です。



では今回は、その止められないサーバを、何が支えているのかを見ていきましょう。



サーバって、電源を入れて置いておけば動くんですよね?



半分は正解です。ですが、それだけでは足りません。



サーバは、「動き続ける」ために、いくつもの支えが必要でした。



まず電気が機器に通らないと始まらないんだぜ。



そうですね。電源の電気供給がなければ、サーバは一瞬で止まります。



しかも、家のコンセントのように「たまに落ちても仕方ない」では済まなくなりました。



途中で電源が切れたら、大損害ですね。



あとサーバって、繋がってないと意味がないですよね。



その通りです。サーバは「お願いされる存在」なので、常にネットワークにつながっている必要がありました。
サーバーだけ孤立して動いていても、頼ってくる相手が居ませんから。



ケーブルが抜けただけで、サーバは「存在していない」のと同じになります。試験対策ノートを作っておいても、生徒が見れない場所にあったら意味がありませんよね。ないも同然になってしまいます。



そしてその特性上、杜撰な管理が出来なくなりました。



家の部屋に置いちゃダメなんですか?



最初は、実際にそういうこともありました。
ですが、熱・音・ホコリ・盗難など、問題が一気に出てきます



ずっと動いてると、あっつくなりますからね。



さらに、サーバは「置いたら終わり」ではありません。
・動いているか
・おかしな動きをしていないか
・いつも通り使えているか
こうしたことを、継続して見続ける必要がありました。



会社の重要資材となっていますから。



大変なんだぜ。



こうして、サーバの周りには次のようなものが揃っていきました。
・安定した電源
・途切れないネットワーク
・適した設置場所
・管理のためのルール



サーバ単体じゃなくて、周り全部が大事なんですね。



そうです。ここで初めて、「サーバを支える仕組み全体」が意識されるようになりました。



それが……?



これがいわゆる、ITインフラと呼ばれる考え方です。
情報技術におけるインフラ的な立ち位置ですね。



インフラという言葉は、例えば日常生活に欠かせないもののことを指します。インフラとは「インフラストラクチャー(infrastructure)」の略で、人々の生活や企業活動を支えるための基本的な施設や設備、サービスの総称です。



例えば道路や水道ですね。『人々が生活するうえで、必ず要するべき設備』をインフラと呼びます。ないと困りますよね、水や電気、道路も。



IT(情報技術)にとっての必要不可欠な設備が電気、ネットワーク、サーバーだから、それらをITインフラと呼ぶようになったんですね。



はい、その通りです。もしインフラエンジニアとして働くとしたならば、電気・サーバー・ネットワークのエンジニアは必ず見るか触れることとなるでしょう。



しかし今は、細かい名前や技術を覚える必要はありません。



ただ一つ、覚えてほしいのは——サーバは、支えがあって初めて成り立つ存在ということです。



そして情報技術を支える設備がITインフラと呼ばれるようになったという話でした。この言葉自体は最近出来た言葉ではありますが。



でもちょっとまだITインフラって何かわからない……。



ありがとうございます。それならば、次回からはこの「ITインフラについて」掘り下げていきましょう。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
小ネタ
サーバーについて、「サーバ」と表記したり「サーバ」と表記したりと「どっちが正しいんだい!」となりますよね
結論どっちでもいいと思います。Serverと表記すれば一番正しいのかもしれませんね。
こだわり過ぎず、相手に合わせておくといいかもしれませんね。
こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 新生活に向けて動き出した時期でしょうか、
それぞれ新しい日々が始まりますね。
いいスタートダッシュを決めるために、看板娘さんも奮闘中のようです。

