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現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
1-17|インフラの仕事が「見えにくい」理由
ルーター先生前の章で、分業が必要になった理由を見てきました。



役割も大事さも分かった気がするけど……



でも、インフラの仕事って正直あんまり見えないよね。



そう。それが、インフラ特有の性質です。



インフラの仕事は、基本的には「何かを起こすこと」ではありません。



え? 仕事なのに?



はい。正確には、「何も起こらない状態を保つこと」が仕事です。



例えば、
・電気が普通につく
・水が蛇口から出る
・道路が使える
普段、意識しますか?



使えて当たり前、かな。



ITインフラも、まったく同じ立場になりました。
日々進化して、通信速度などは上がってはいますが、ぱっと見はですね。



インフラが正常だと、
・誰も困らない
・誰も気づかない
・話題にもならない



逆に、止まった時だけ騒がれる感じだね。



その通りです。



インフラの成果は、
・障害が起きなかった
・止まらなかった
・トラブルを未然に防いだ
という 「結果が見えない成果」です。



それ、説明しにくそう……。



さらにやっかいなのは、仕事が上手いほど、存在感が消えることです。



え、それ逆じゃない?



でも事実です。完璧に支えられているほど、「誰かが支えている」と感じなくなります。



だから、「何やってるか分からない」って言われやすいんだね。



はい。
しかしある意味、インフラの価値は、気づかれないことにあります。



もし毎日話題になるなら、頻繁に故障が起きてるんだな~となる業務



次はそんな、「インフラという仕事のまとめ」の回としましょう。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
インフラの仕事は、
目立つための仕事ではありません。
当たり前を、当たり前のまま保つための仕事です。
名言のように見えて世知辛い話です。とほほ。

