第1-10限目:ITの歴史 - 止められなくなったサーバーたち - 

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 現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。


1-10|サーバを「止められない」世界の始まり

ルーター先生

前回は、サーバが増え、役割が分かれたことで、便利になった一方、管理が必要になった、という話をしました。

ルーター先生

では今回は、なぜサーバは「止めてはいけない存在」になったのかを見ていきましょう。

スイッチちゃん

パソコンって、止めてもまた起動すればいいですよね?

ルーター先生

はい。個人のパソコンなら、それで問題ありません。
ですが、サーバは少し事情が違いました。

ルーター先生

サーバは、みんなが「お願い」する先でしたよね。

クラウドちゃん

ファイルを置いたり、情報を取りに行ったりする場所です。

ルーター先生

そうです。では、そのサーバが止まったらどうなるでしょう。
・仕事が止まる
・データが見られない
・連絡が取れない
・業務が進まない

ルーター先生

試験対策ノートが捨てられてしまったら、対策ノートに頼っていた人たちは赤点覚悟になってしまいますよね。

電流くん

赤は縁起がいいぜ。

ルーター先生

紅ですね。

ルーター先生

最初の頃は、「夜に止めて、朝までに直す」という考え方もありました。

クラウドちゃん

でも、使う人が増えたら……?

ルーター先生

はい。いつでも誰かが使っている状態になります。

ルーター先生

こうして、サーバには次のような前提が生まれました。
・基本的に止めない
・止まると大きな影響が出る
・止めずに守り、直し、支える必要がある

サーバーちゃん

え……休みなし?

ルーター先生

そうですね。
サーバは「常に動いている前提」の存在になったのです。

スイッチちゃん

じゃあ、サーバって
家のパソコンとは全然違うんですね。

ルーター先生

中身は似ています。機器も行ってしまえば特別ではないです。
ですが、責任の重さが違います

ルーター先生

個人のPCは、自分のためのもの。
しかしサーバは、多くの人のためのもの。そのための機能をインストールされてますからね。インストールするのはどのパソコンでもいいですが、インストールされたらそのパソコンは不可欠となる。

サーバーちゃん

サーバって、すごい処理をしてるほど評価されるんですか?

ルーター先生

勿論すごい話です。が、評価されるのは問題が起きないこと。

ルーター先生

稼働ともいいますが、働き過ぎて動作が止まってしまうよりは、余裕をもって働いている方が良いサーバーです。

ルーター先生

そして同時に、「止められないサーバ」を支えるために、新しい考え方が必要になりました。

クラウドちゃん

それって……?

ルーター先生

・監視する
・すぐ気づく
・すぐ対応する
そういった運用という考え方です。定期的に情報を送ってもらい、それを見たりするといったことですね。通知を飛ばす仕組みもあります。

ルーター先生

サーバーの故障は一大事です。なので故障の予兆が見えやすいように監視が必要になりました。
後は専門的になりますが、冗長構成なんてものも大事になって来ましたね。これはまた追い追い話しましょう。簡単に言えば、二個運用して、片方壊れてももう片方が起動するから問題ない、なんて構成のことです。

ルーター先生

さて次回は、「サーバを支えるために必要になったもの」について見ていきましょう。


この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。

目次

コメント

今回は、サーバが「止められない存在」になった理由を見てきました。

サーバは特別な機械ではありません。
ですが、多くの人に使われることで、「止めない前提」で支え続ける存在になりました。
なんだか大変な役割を持たされてしまった子です。

次回は、そのサーバを支えるために必要になったものを扱います。

こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 冬休み
  学生さんはそろそろ冬休みの時期じゃないでしょうか。
 
  せっかくの休みです、体調を崩さないようにしてくださいね。
  暖かい場所にいるとつい薄着になってしまいますから、お気を付けて。

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