このサイトは、IT業界に興味のある学生や、ITインフラへの転職を考えている方、
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現在の連載では、「ITインフラの仕事」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
2-7|なぜ「現場ごとに使う技術」が違うのか
ルーター先生さて、ITインフラは今では非常に広い業界です。
同じ業界で転職したりすることも、もしかしたらあるかもしれません。



その時驚くことがあるかもしれませんね。
「あれ、初めて聞くツールや技術がある」なんて。



同じITインフラなのに、使っている技術が違うんですか?



他の業界では珍しいかもしれませんね、これは。
しかしこの業界では珍しいことではありません。



「これが正解の技術です」みたいなのがあっても良さそうな気がするんですが……。



実はそこが、ITインフラが分かりにくく感じる理由の一つです。



就業場所によって違うという話でしょうか。



それもそうですが、同じような就業場所でも、きっとありますよ。



でも実際の現場だと、監視ツールだけでも色々あります。
・Zabbix
・Nagios
・Splunk
・CloudWatch
これら以外もあります。本当に多い。



監視ツールだけでそんな数、全ては学びつくせる気がしないわね。
それを求められたら、この業界に誰も入れなくなっちゃうわ。



はい、きっと全て網羅した人は少数でしょうね。
大事なのは見ているものは似ているという点。



どの監視ツールでも、基本は同じです。
・動いているか
・重くなっていないか
・異常が出ていないか
つまり「止まりそうな兆候を早く見つけたい、不審なログを発見したい」という目的は変わりません。



その情報を得るための動きを学ぶ必要があるため、大変な事には変わりませんが……。



ツールが違うのは好みの問題ですか?



半分正解で、半分違います。



違いが生まれるのは、
・規模
・管理人数
・自動化の必要性
・既存環境との相性
といった条件も関わっています。



あ、自動化……。



自動化などにはAnsible や Chefと呼ばれるツールがあります。
また新しい単語が出てきておりますが、ここは覚えなくてもいいです。補足すると、これらはネットワークなどを支える物ですね。



たとえば、
・台数が少ない環境 → 手動設定でも回る
・台数が多い環境 → 同じ設定を何百台にも入れる必要がある
後者では、人が一台ずつ触るのは現実的ではありません。



そこで自動化が進んだりしますね。Ansibleが代表です。



はい。
・設定をまとめて管理する
・ミスを減らす
・作業を再現できる
こうした性質を持っていますから。



でも、Ansibleを使っていない現場もありますよね。



はい、あります。自動化ツールが過剰になる現場もあるのです。
変更頻度が低かったり、規模が小さかったり、既存の運用方法で回っている現場であれば不要なツールです。



現場間によって適しているツールが違うんですね。



はい、それがこの業界のややこしさです。



その上ツールごとに使い方がまるで違います。全部覚えていこうなんて思わず、当たって砕けましょう。ある程度は覚えてもいいんですが、コンプリートするのは人間業ではありませんからね。



という訳で、ITインフラでは、
・何を
・どれくらい
・どの頻度で
・誰が管理するか
などによって、最適な制御方法が変わります。
そのため、現場によって使うツールが違ってきているわけですね。



だから現場ごとに使っている技術が違って見えるんですね。



はい、なので「状況を理解できるか」と「違いを受け入れられるか」も大切になってきます。完璧にしてからITインフラに参入するよりも、新しく入って、そこで吸収してしまうのが適していると思います。



ITインフラの技術って、現場に合わせて“使い分けるもの”なんですね。



はい。それがITインフラの現実です。
技術は多岐にわたりますが、逆に言えば経験者でも分からない技術があるという事です。
ITインフラに初めて入った人も、経験者も分からないことだらけ。それを知って、最初から「知ってる」前提で話を進める現場は稀です。



それでも、「共通して使っている技術」がいくつかあります。
それについて、次回はその「共通技術」触れていきましょう。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
コメント
10月になると、いよいよ今年も終わるのかなと思えてきますね。
二桁ですから、数字が。
こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 飛行機雲
飛行機雲の時期も終わってしまいますね。
こんなことを気にしているのは筆者だけかもしれません。
これからは飛行機雲マニアを名乗ろうと思います。

