第2-5限目:ITインフラの仕事 - 運用とは - 

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 現在の連載では、「ITインフラの仕事」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。


2-5|運用とは「何も起きない日常を守る仕事」

ルーター先生

ここまでで、
設計は「未来を考える仕事」
構築は「設計を形にする仕事」
だという話をしてきました。

ルーター先生

では最後に、一番長く続く仕事について見てみましょう。

クラウドちゃん

運用ですよね。
設計が機器構成を考えて、構築が機器を組む、そしてそこからの時間は運用が機器を管理していく。

ルーター先生

はい、そうですね。
そして運用は、一番判断の多い仕事です。

サーバーちゃん

判断……?
機器を触るなら、構築とあまり変わらないような……。

ルーター先生

確かに、運用も機器に触ります。
設定変更もしますし、作業も行います。

ルーター先生

ただし、前回の通り、考え方が異なっております。

ルーター先生

構築は、新しい状況(機器の追加など)を作るために
・作る
・繋ぐ
・設定を入れる
という「変える仕事」でした。

ルーター先生

一方、運用は基本的に状況を「変えない」ことが価値になります。

スイッチちゃん

変えない……ですか?

ルーター先生

はい。今、問題なく使えている状態をできるだけそのまま保つ、ということです。

ルーター先生

運用で一番怖いのは、
「良かれと思って触った結果、壊してしまうこと」です。

ルーター先生

逆に最高なのは、機器の設定変更時、何も問題なく遂行できた時です。
毎作業、何も起きなければ褒め称えられたい業務ですね。

スイッチちゃん

でもそれって、成果が分かりにくくないですか?

ルーター先生

その通りです。運用の成果は、とても見えにくい。
・障害が起きなかった
・クレームが来なかった
・ニュースにならなかった
これが、運用の成功です。

スイッチちゃん

何も起きないのが成功って、ちょっと不思議ですね。

ルーター先生

でも、社会インフラとしてはこれ以上ない成功なんです。

クラウドちゃん

何も起きない度にクラッカーを放ちたい仕事ですね。

ルーター先生

はい。という事で総括になります。

ルーター先生

通常の制作物などとは異なり、(IT)インフラは、作って終わりではありません。同じ状況を維持できるように支え続けなければなりません。
そして
・利用者が増える
・使い方が変わる
・データが増える
・放っておいて壊れる
・機器が徐々に劣化していく
・機器を使っていい期限が切れる
・時間が経って古くなる
必ず、このように環境は変化します。

ルーター先生

運用とは、その変化を少しずつ吸収しながら、
壊れないように調整し続ける仕事です。

クラウドちゃん

守る仕事、って感じですね。

ルーター先生

いつだって守りの力はいぶし銀なのです。

ルーター先生

設計が良くても、構築が完璧でも、運用がなければ壊れます。

ルーター先生

逆に言えば、運用がしっかりしていれば、多少古い仕組みでも、長く使い続けることができます。

スイッチちゃん

運用って、地味だけど、非常に大事なんですね。

ルーター先生

その通りです。

ルーター先生

設計は、未来を考える仕事。
構築は、それを形にする仕事。
運用は、その未来を現実として守り続ける仕事。

ルーター先生

そして一部の仕事は、働く場所によって、少しずつ姿が変わります。
次は「場所によって変わるitインフラの仕事」です。。


この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。

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コメント

 夏の終わりの夜は切ない気分になりますよね。
 しんみり。

こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 体育祭
  運動分野はサーバーさんが強いようです。
  サーバサーバしてるからでしょうか。がはは、面白いギャグですね。

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