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現在の連載では、「ITインフラの仕事」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
2-5|運用とは「何も起きない日常を守る仕事」
ルーター先生ここまでで、
設計は「未来を考える仕事」
構築は「設計を形にする仕事」
だという話をしてきました。



では最後に、一番長く続く仕事について見てみましょう。



運用ですよね。
設計が機器構成を考えて、構築が機器を組む、そしてそこからの時間は運用が機器を管理していく。



はい、そうですね。
そして運用は、一番判断の多い仕事です。



判断……?
機器を触るなら、構築とあまり変わらないような……。



確かに、運用も機器に触ります。
設定変更もしますし、作業も行います。



ただし、前回の通り、考え方が異なっております。



構築は、新しい状況(機器の追加など)を作るために
・作る
・繋ぐ
・設定を入れる
という「変える仕事」でした。



一方、運用は基本的に状況を「変えない」ことが価値になります。



変えない……ですか?



はい。今、問題なく使えている状態をできるだけそのまま保つ、ということです。



運用で一番怖いのは、
「良かれと思って触った結果、壊してしまうこと」です。



逆に最高なのは、機器の設定変更時、何も問題なく遂行できた時です。
毎作業、何も起きなければ褒め称えられたい業務ですね。



でもそれって、成果が分かりにくくないですか?



その通りです。運用の成果は、とても見えにくい。
・障害が起きなかった
・クレームが来なかった
・ニュースにならなかった
これが、運用の成功です。



何も起きないのが成功って、ちょっと不思議ですね。



でも、社会インフラとしてはこれ以上ない成功なんです。



何も起きない度にクラッカーを放ちたい仕事ですね。



はい。という事で総括になります。



通常の制作物などとは異なり、(IT)インフラは、作って終わりではありません。同じ状況を維持できるように支え続けなければなりません。
そして
・利用者が増える
・使い方が変わる
・データが増える
・放っておいて壊れる
・機器が徐々に劣化していく
・機器を使っていい期限が切れる
・時間が経って古くなる
必ず、このように環境は変化します。



運用とは、その変化を少しずつ吸収しながら、
壊れないように調整し続ける仕事です。



守る仕事、って感じですね。



いつだって守りの力はいぶし銀なのです。



設計が良くても、構築が完璧でも、運用がなければ壊れます。



逆に言えば、運用がしっかりしていれば、多少古い仕組みでも、長く使い続けることができます。



運用って、地味だけど、非常に大事なんですね。



その通りです。



設計は、未来を考える仕事。
構築は、それを形にする仕事。
運用は、その未来を現実として守り続ける仕事。



そして一部の仕事は、働く場所によって、少しずつ姿が変わります。
次は「場所によって変わるitインフラの仕事」です。。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
コメント
夏の終わりの夜は切ない気分になりますよね。
しんみり。
こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 体育祭
運動分野はサーバーさんが強いようです。
サーバサーバしてるからでしょうか。がはは、面白いギャグですね。

