このサイトは、IT業界に興味のある学生や、ITインフラへの転職を考えている方、
基礎を整理し直したい現役エンジニア向けに作られたサイトになります。
現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
1-10|サーバを「止められない」世界の始まり
ルーター先生前回は、サーバが増え、役割が分かれたことで、便利になった一方、管理が必要になった、という話をしました。



では今回は、なぜサーバは「止めてはいけない存在」になったのかを見ていきましょう。



パソコンって、止めてもまた起動すればいいですよね?



はい。個人のパソコンなら、それで問題ありません。
ですが、サーバは少し事情が違いました。



サーバは、みんなが「お願い」する先でしたよね。



ファイルを置いたり、情報を取りに行ったりする場所です。



そうです。では、そのサーバが止まったらどうなるでしょう。
・仕事が止まる
・データが見られない
・連絡が取れない
・業務が進まない



試験対策ノートが捨てられてしまったら、対策ノートに頼っていた人たちは赤点覚悟になってしまいますよね。



赤は縁起がいいぜ。



紅ですね。



最初の頃は、「夜に止めて、朝までに直す」という考え方もありました。



でも、使う人が増えたら……?



はい。いつでも誰かが使っている状態になります。



こうして、サーバには次のような前提が生まれました。
・基本的に止めない
・止まると大きな影響が出る
・止めずに守り、直し、支える必要がある



え……休みなし?



そうですね。
サーバは「常に動いている前提」の存在になったのです。



じゃあ、サーバって
家のパソコンとは全然違うんですね。



中身は似ています。機器も行ってしまえば特別ではないです。
ですが、責任の重さが違います。



個人のPCは、自分のためのもの。
しかしサーバは、多くの人のためのもの。そのための機能をインストールされてますからね。インストールするのはどのパソコンでもいいですが、インストールされたらそのパソコンは不可欠となる。



サーバって、すごい処理をしてるほど評価されるんですか?



勿論すごい話です。が、評価されるのは問題が起きないこと。



稼働ともいいますが、働き過ぎて動作が止まってしまうよりは、余裕をもって働いている方が良いサーバーです。



そして同時に、「止められないサーバ」を支えるために、新しい考え方が必要になりました。



それって……?



・監視する
・すぐ気づく
・すぐ対応する
そういった運用という考え方です。定期的に情報を送ってもらい、それを見たりするといったことですね。通知を飛ばす仕組みもあります。



サーバーの故障は一大事です。なので故障の予兆が見えやすいように監視が必要になりました。
後は専門的になりますが、冗長構成なんてものも大事になって来ましたね。これはまた追い追い話しましょう。簡単に言えば、二個運用して、片方壊れてももう片方が起動するから問題ない、なんて構成のことです。



さて次回は、「サーバを支えるために必要になったもの」について見ていきましょう。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
コメント
今回は、サーバが「止められない存在」になった理由を見てきました。
サーバは特別な機械ではありません。
ですが、多くの人に使われることで、「止めない前提」で支え続ける存在になりました。
なんだか大変な役割を持たされてしまった子です。
次回は、そのサーバを支えるために必要になったものを扱います。
こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 冬休み
学生さんはそろそろ冬休みの時期じゃないでしょうか。
せっかくの休みです、体調を崩さないようにしてくださいね。
暖かい場所にいるとつい薄着になってしまいますから、お気を付けて。

