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現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
1-22|オンプレミスと名付けられたものたち
ルーター先生ここまでで、クラウドが生まれた理由と、その便利さを見てきました。非常に便利なものですよね。



そのクラウドの出現と共に、新しい言葉がこの業界で生まれました。



言葉が生まれたの?



はい、言葉というものは時代によって生まれ、廃れ、移ろうものです。
その時代や、そのときある技術によって言葉は日々変化していく。



そして今回生まれた言葉は「オンプレミス」という言葉です。



これまでは聞いたことがない言葉ですね……



はい。こちらは初めて出てきました。しかし既に知っているものです。



これまで話してきた、会社の中にサーバを置き、自分たちで管理していたインフラ。かつてはそれが当然でした。しかしクラウドの登場で、それが当然ではなくなりました。クラウドか、自社(自前)管理か。



この時、自社管理の事を「オンプレミス」と呼ぶようになったのです。



特別な名前は付いていなそうでしたよね。



はい。それが「普通」だったからです。サーバーを立ててと言われれば、それしか選択肢がなかった。
区別の必要がなければ、基本的には言葉は派生しません。



もし世の中に肉は牛肉しかなかったなら、「肉」という言葉だけでいい。
「肉」買ってきてと言えば、牛肉が来ますからね。
しかし牛の肉も豚の肉も鶏の肉もあるから、私たちはそれぞれの名称で呼ぶ。牛肉が欲しくて「肉」買ってきてとだけ言うと、鶏肉が来るかもしれませんね。



サーバーなどもそうです。クラウドがない時代、サーバーを増やそう、と言えば物理的な自社にサーバーを設置したいから発注して、という事でした。しかし今はクラウドも自社もある。なのでサーバーを増やそうと伝えればクラウド上で増やすかもしれませんね、即効性も高いです。
ここでオンプレミスという言葉が生まれ、「オンプレでサーバー増やそう」と正確に意識を伝える術が現れたわけです。



少しややこしいな……



大丈夫です。余談です。
ただここで、自社管理するITインフラの事を「オンプレミス」と呼ぶようになったことだけ理解してくだされば十分です。



わかったわ、続けて。



はい。そこで話になるのは、クラウドが出てきた今、オンプレミスはもう不要なのか、という点です。



その所に触れていこうかと思います。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
コメント
またオンプレミスは“方式の名前”だけでなく、“置き場所と責任の考え方”といった捉え方もできますね。
言葉が増えたり、流行廃りがあったり。これは国語、という分野の面白さですね。
少しばかり、IT分野は覚えるべき言葉が多すぎる気もしますが……。
こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 梅雨の合間の晴れ
梅雨の間の晴れはいつにも増して良いものです。
悪くないですよね。虹が架かったら最高です。
虹が架かるの『架かる』は、橋が架かるの『架かる』を使っても良いそうです。
『虹の橋が架かる』のような綺麗な表現ですよね。
夏が近づいてくる、そんな感じがします。

