第1-6限目:ITの歴史 - 制御する存在の誕生 -

このサイトは、IT業界に興味のある学生や、ITインフラへの転職を考えている方、
 基礎を整理し直したい現役エンジニア向けに作られたサイトになります
 現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。


1-6:制御する存在、ルーターの誕生

ルーター先生

前回は、共通のルールを決めるところを見ていきましたね。単体で動いていたパソコン同士が、正しく情報をやり取りできるようになったところまで追いました。

ルーター先生

しかし、それで全てが解決したわけではありませんでしたね。

クラウドちゃん

ルールがあるなら、もう大丈夫なんじゃないですか?

ルーター先生

一見そう思えますよね。ですが、もう一つ大きな問題が残っていました。それは、誰が、いつ、どこに送るか です。

ルーター先生

少し想像してみましょう。
パソコンを「つー」とだけを喋る人と見立てた時、教室で、全パソコンが同時にそれぞれに話しかけたら、どうなるでしょうか?

電流くん

「つー」ばっかり行きかって、何を言ってるか分からなくなるぜ。

ルーター先生

そうですね。
ルールがあっても、順番や整理役がいなければ混乱します。

ルーター先生

ネットワークでも、同じことが起きました。
複数のパソコンが、同時に情報を送り始めると、途中で混ざったり、渋滞したりします。

クラウドちゃん

ケーブルは一本しかないのに、みんな使おうとするんですね。

ルーター先生

それもそうですね。

ルーター先生

そこで登場したのが、通信の流れを整理する存在 です。

ルーター先生

この存在は、自分で情報を作るわけではありません。
どこから来た情報かを見て、どこへ送るべきかを判断し、順番に流す役割を持ちました。

ルーター先生

先ほどの例でいえば、一回必ず中継しないといけない人を立てるようなものです。
A~Dさんは直接互いには会話せず、Eさんに「つー」との言葉を数回伝えます。Eさんはその情報を基に「『つー』が三回最初に入っていた、Cさん宛だ。そして次に『つーつー』と言っていたから、『つーつー』と伝えてほしいのか」と読み解いてCさん宛に声を掛けます。

クラウドちゃん

時間は掛かりますが、正確に言葉が伝わるようになったんですね。

ルーター先生

はい。それが、ネットワークが広がっていくための大きな一歩でした。
機械の通信速度であれば、掛かる時間も些細なものです。

ルーター先生

この“制御する存在”は、「ルーター」などと名前が付けられていきます。

サーバーちゃん

変な名前の先生だ。

ルーター先生

はい、そうしてネットワークの規模が広がっていき、誕生したものがあります。

ルーター先生

それがサーバーです。

サーバーちゃん

なんだ私か。

ルーター先生

次回はサーバーちゃんについて解説していきます。

サーバーちゃん

なんだか少し嫌な気持ち。


この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。

目次

 本日はルーターの誕生についてでした。

 今やネットワークにおいて欠かせない存在となっております、こちらの存在は。詳細はNW(ネットワークの略)についての章にて記載しますが、非常に深い分野に繋がっていく存在です。
 今回は、通信制御がしたくなって、用意されたものなんだなぁ、なんて理解してくれたのならば嬉しいです。
 

 

こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 冬
  寒い日が続きますが、お体に気を付けてお過ごしください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次