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現在の連載では、「ITの歴史」を 電気工事・ネットワーク・サーバー・クラウドという視点から整理しています。
1-6:制御する存在、ルーターの誕生
ルーター先生前回は、共通のルールを決めるところを見ていきましたね。単体で動いていたパソコン同士が、正しく情報をやり取りできるようになったところまで追いました。



しかし、それで全てが解決したわけではありませんでしたね。



ルールがあるなら、もう大丈夫なんじゃないですか?



一見そう思えますよね。ですが、もう一つ大きな問題が残っていました。それは、誰が、いつ、どこに送るか です。



少し想像してみましょう。
パソコンを「つー」とだけを喋る人と見立てた時、教室で、全パソコンが同時にそれぞれに話しかけたら、どうなるでしょうか?



「つー」ばっかり行きかって、何を言ってるか分からなくなるぜ。



そうですね。
ルールがあっても、順番や整理役がいなければ混乱します。



ネットワークでも、同じことが起きました。
複数のパソコンが、同時に情報を送り始めると、途中で混ざったり、渋滞したりします。



ケーブルは一本しかないのに、みんな使おうとするんですね。



それもそうですね。



そこで登場したのが、通信の流れを整理する存在 です。



この存在は、自分で情報を作るわけではありません。
どこから来た情報かを見て、どこへ送るべきかを判断し、順番に流す役割を持ちました。



先ほどの例でいえば、一回必ず中継しないといけない人を立てるようなものです。
A~Dさんは直接互いには会話せず、Eさんに「つー」との言葉を数回伝えます。Eさんはその情報を基に「『つー』が三回最初に入っていた、Cさん宛だ。そして次に『つーつー』と言っていたから、『つーつー』と伝えてほしいのか」と読み解いてCさん宛に声を掛けます。



時間は掛かりますが、正確に言葉が伝わるようになったんですね。



はい。それが、ネットワークが広がっていくための大きな一歩でした。
機械の通信速度であれば、掛かる時間も些細なものです。



この“制御する存在”は、「ルーター」などと名前が付けられていきます。



変な名前の先生だ。



はい、そうしてネットワークの規模が広がっていき、誕生したものがあります。



それがサーバーです。



なんだ私か。



次回はサーバーちゃんについて解説していきます。



なんだか少し嫌な気持ち。
この章の始まりはこちらです。
全体の流れを初めから追いたい方は、参考にしてみてください。
本日はルーターの誕生についてでした。
今やネットワークにおいて欠かせない存在となっております、こちらの存在は。詳細はNW(ネットワークの略)についての章にて記載しますが、非常に深い分野に繋がっていく存在です。
今回は、通信制御がしたくなって、用意されたものなんだなぁ、なんて理解してくれたのならば嬉しいです。
こちらはキャラクターの画像です。ご興味がある方だけ展開してみてくださいね。


■ 冬
寒い日が続きますが、お体に気を付けてお過ごしください。

